眼瞼痙攣の原因はなに?

眼瞼痙攣の原因はなに?

当サイトのコンテンツは、日本神経眼科学会作成の眼瞼痙攣診療のガイドラインを基に作成されており、実際に眼瞼痙攣を完治させた患者の実体験と、その治療のなかで得た、医師や薬剤師からのアドバイスを総合的にまとめて作成しています。

 

眼瞼痙攣の症状を訴える人の多くは、『いつの間にか』、『急に』症状を感じ始める人が多いといわれています。

 

根本的な治療を行うためには、その原因を知らなければなりません。

 

ここでは、眼瞼痙攣の根本的な原因は何なのか?という点について詳しく見ていきます。

原因は今のところはっきりしていない

実は、現代の医学においても、眼瞼痙攣の原因ははっきりとしていません。

 

ただ、瞼の開閉をつかさどっている神経の根源が何らかの影響によって異常な興奮状態にあることが主な原因とするのが一般的な見解です。具体的には、視床や大脳基底核、脳幹などの関わる神経伝達障害が主な原因であると考えられています。

 

ちなみに、一般的に眼瞼痙攣と呼ばれるこの症状は、神経学では眼瞼ミオキミアという名称で呼ばれています。眼瞼痙攣と眼瞼ミオキミアはなにが違うの?という疑問を持たれる方は多いですが、実際には呼び名が違うだけでほぼ同じことを指していると思って間違いありません。

 

脳の機能障害

眼瞼痙攣のほとんどが脳の神経に何らかの機能障害が起きてしまっていることが原因とされています。脳に何らかの影響があると聞くと、脳に物理的な障害が生じているのか?と思われがちですが、実際には脳を調べてみても何の問題も見つからないことがほとんどです。

 

脳を調べてみてもなんの以上も見当たらないのに、眼瞼痙攣の症状だけがずっと続く・・・このような眼瞼痙攣を、特に、原発性眼瞼痙攣と呼びます。

 

原発性とは、つまりそれ以上の原因を究明できないものという意味ですので、この診断が下った場合には根本的な治療法を考えるのではなく、対処療法を考えることになります。

 

薬の副作用

脳の神経伝達障害や機能障害以外に考えられる原因としては、薬の副作用というのも代表的です。

 

どのような薬がどのようなメカニズムによって副作用を引き起こしているのか?というのは未だに分かっていない部分ではありますが、統計的に見て、特定の薬を服用している人に眼瞼痙攣が多いというのが分かってきました。

 

特定の薬というのは、向精神薬、抗不安薬、睡眠導入薬などのいわゆる、うつ病治療などで用いられているような薬です。

 

もしこれらの薬を長期間服用し続けている場合には、薬の服用を一時中断することによって眼瞼痙攣の症状が緩和する可能性が極めて高いです。(ただし、服用を停止するのは自己判断ではなく、医師との相談の下行うようにしてください)

 

心理的ストレス

ストレスは人間の体にさまざまな影響を及ぼしますが、眼瞼痙攣も心理的なストレスによって引き起こされる可能性があります。

 

そもそも、うつ病患者や精神疾患を患っている方にこの眼瞼痙攣が多いのも、薬の副作用というよりは、どちらかというと心理的ストレスが原因なのではないか?という意見もあります。

 

どちらが直接的な原因であるかは解明されていないものの、過度なストレスは体の不調を進行させていってしまいます。

 

自分自身で『ストレスを感じている』という自覚がある場合には、どうにかしてストレスから逃れる方法や、発散方法を考えてみるようにしましょう。

 

眼瞼痙攣は女性に多い

統計的に見てみると、眼瞼痙攣を発症する割合は、男性に比べて女性の方が2倍以上多いというデータがあります。確かに、現在でも眼瞼痙攣の発症の原因というのは特定されていないのですが、この女性に多いというのは何かしらの意味を持っていそうです。

 

女性の方が男性よりもストレスを感じやすいという傾向もありますし、うつ病に関しても、女性の方が男性の2倍程度多いといわれています。

 

この点から考えてみると、眼瞼痙攣はストレスが大きな原因になっている可能性は大きいといえそうです。

 

まとめ

原因がわかっていないというと、不安に感じてしまう人も多いと思いますが、しっかりとケアをしていくことで悪化を防ぐことは十分可能です。

 

根本的な治療法はないにしても、対処療法はあります。対処療法も年々研究が進み、より効果的な治療法が生み出されています。

 

まだ症状が軽いという場合には、まず自分のできる範囲のケアや対象法を行ってみるといいでしょう。


 

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