眼瞼痙攣はどんな症状が出るの?

眼瞼痙攣はどんな症状が出るの?

当サイトのコンテンツは、日本神経眼科学会作成の眼瞼痙攣診療のガイドラインを基に作成されており、実際に眼瞼痙攣を完治させた患者の実体験と、その治療のなかで得た、医師や薬剤師からのアドバイスを総合的にまとめて作成しています。

 

眼瞼痙攣は『痙攣』という漢字が入っているので勘違いされやすいのですが、必ずしも痙攣を伴うのかというとそうでもありません。瞼がぴくぴく動くという症状を感じたからと言って、眼瞼痙攣と決まったわけではないのです。

 

どのような症状が出るのか?ということをしっかりと知っておくことで、迅速かつ適切な対処をすることができるようになるはずです。

 

眼瞼痙攣に関する症状について詳しく見ていくことにしましょう。

初期症状について

眼瞼痙攣の初期症状は、瞼のぴくぴく感や目の乾燥、しょぼしょぼ感などが代表的です。

 

瞼や顔の一部がぴくぴくするというのは、疲れによっても起こるので、その症状が現れたからと言って必ずしも眼瞼痙攣とは限りません。(ちなみに、この症状を神経学では眼瞼ミオキミアといいます)

 

ただの疲れなのか?それとも眼瞼痙攣なのか?というのは、専門家でも判断が難しいところで、一般的には瞬きによるテストを行い、判断するのが一般的です。

 

眼瞼痙攣を患っている場合には、初期段階であっても意識的に瞬きの速度や強さを調節することが難しくなってしまうというところに特徴があります。

 

一定間隔でリズミカルな瞬きができるかどうか?強くギューッと目を閉じて、力を抜くという動作をリズミカルに意識的に繰り返すことができるかどうかを試してみましょう。

 

もしリズミカルな瞬きが意識的に出来なくなっている場合には、眼瞼痙攣の可能性が高いと疑われます。

 

症状が進行するとどうなる?

眼瞼痙攣は症状が進行して重症化してくると、目を開けていられなくなったり、自分の意志とは関係なく、目がぎゅーっと閉じられてしまったりといった症状が出始めます。

 

この段階でも重度の眼瞼痙攣といえますが、このまま放置していると、最終的には機能的失明と呼ばれる状態に陥ることもあります。

 

機能的失明というのは、視力は衰えているわけではないのに、瞼が閉じてしまうことによって視界がなくなってしまう症状のことを言います。

 

初期の段階では想像できないと思いますが、症状が進行するにつれて、瞼が重く、目を開けているだけでも辛いという状態になってきます。

 

通常であれば、機能的失明になる前に異変を訴えて、病院などで治療を受けるのが一般的ですが、ドライアイなどのほかの症状と勘違いしていて対処が遅れてしまったため、重症化してしまったというケースは少なくないようです。

 

眼瞼痙攣とよく似た顔面けいれんとの混同に注意

眼瞼痙攣とよく似た症状に、顔面けいれんというものがあります。

 

これもその名の通り、顔面の一部が痙攣してしまい、自分の意志とは関係なく勝手に動いてしまうといった症状をいうのですが、症状の進行や症状の現れる場所が眼瞼痙攣と非常によく似ているのです。

 

顔面けいれんの場合、個人差はありますが、一般的には目の周辺から痙攣が始まります。そして、症状が進行してくるにつれて、口元や顔全体に広がっていくというところに特徴があるといえるでしょう。
眼瞼痙攣の場合には、基本的に目の周辺だけの異常でとどまり、顔面けいれんのような顔全体(口や顎など)への症状の広がりは見られません。

 

ちなみに、顔面けいれんは脳に物理的な障害が発生していることがほとんどで、その代表例が脳腫瘍などです。

 

顔の筋肉を制御している顔面神経が脳に出来た腫瘍などによって刺激されたり、圧迫されたりすることによって顔面の麻痺がおこるとされています。

 

このように、顔面けいれんの場合には、その裏側に重篤な疾患が潜んでいる可能性もありますので、甘く見ず、なるべく早い専門医への受診をおすすめします。


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