眼瞼痙攣の治療に用いられる薬

眼瞼痙攣の治療に用いられる薬

当サイトのコンテンツは、日本神経眼科学会作成の眼瞼痙攣診療のガイドラインを基に作成されており、実際に眼瞼痙攣を完治させた患者の実体験と、その治療のなかで得た、医師や薬剤師からのアドバイスを総合的にまとめて作成しています。

 

眼瞼痙攣の治療法としては、日本だけでなく世界各国でボツリヌス注射による治療が広く認知されています。

 

ただ、なかには注射を打つのが嫌だという人や、ボツリヌス注射に対して不安を持っている人もいるでしょう。

 

そこで、ここでは主に内服薬による眼瞼痙攣治療を紹介していきます。

 

現在、日本において眼瞼痙攣治療の内服薬として効果が認められているものには、以下のようなものがあります。

 

  • 抗けいれん薬(抗てんかん薬)
  • 抗コリン薬
  • 抗不安薬
  • 抗痙縮薬
  • 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)

 

以下ではそれぞれの治療薬について詳しく見ていきます。

抗けいれん薬(抗てんかん薬)

てんかん治療や三叉神経痛治療などに用いられる治療薬を用いた治療になります。

 

具体的には、リボトリールや、テグレトール、デパケンなどの治療薬が用いられます。

 

これら抗けいれん薬を服用する場合には、効果を実感するまで徐々に服用する量を増やしていくのが一般的です。

 

主な副作用としては、呼吸抑制や依存性、刺激興奮などが報告されています。

 

抗コリン薬

抗コリン薬というのは、抗コリン作用によって、副交感神経を抑制する働きを持つ薬のことを言います。

 

眼瞼痙攣の治療薬として抗コリン薬が用いられる場合には、パーキンソン病の治療に用いられるアーテンという薬を使うのが一般的なようです。

 

パーキンソン病の治療同様に、同じ程度の薬を服用するのが普通ですが、急に量を増やしたり、また急に薬を辞めたりすると呼吸器に重大な障害が発生する可能性が報告されています。

 

そのため、抗コリン薬を用いた眼瞼痙攣治療は、慎重に行わなければならない治療だといえるでしょう。

 

抗不安薬

抗不安薬とは、別名、抗うつ薬とも言われているうつ病治療などに用いられる薬です。精神安定剤などとも呼ばれます。

 

うつ病治療や精神不安障害などの症状を抑えるために用いられるのが普通ですが、眼瞼痙攣にも有効性が確認されています。

 

眼瞼痙攣治療で用いられるのは、抗不安薬のなかでもセルシンやリーゼという薬がよく用いられています。

 

また、デパスやレンドルミンなどの薬も有名で、眼瞼痙攣の治療を自分で調べたことがある人であれば一度は聞いたことがある名称でしょう。

 

デパスは神経症における不安症状、レンドルミンは不眠症の治療に用いられている薬です。

 

抗痙縮薬

痙縮(けいしゅく)というのは、脳卒中などの後遺症として見られる筋肉の緊張のことを言います。

 

筋肉が過度に緊張をしてしまうことによって、腕などが固まってしまったり、逆に自分の意志とは関係なく動いてしまったりする症状が痙縮です。

 

この症状を押さえる薬が抗痙縮薬で、眼瞼痙攣の治療にはギャバロンという薬が広く用いられています。

 

選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)

選択的セロトニン再取り込み阻害薬とは、抗うつ薬の一種です。

 

ただ、従来の抗うつ薬とは異なる作用を示すことから、第三の抗うつ薬とも呼ばれています。

 

従来の抗うつ薬との決定的な違いは、副作用の少なさであり、副作用に悩まされているうつ病患者にとっては画期的な薬といわれています。

 

眼瞼痙攣の治療ではパキシルやデプロメールなどの治療薬が用いられます。


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